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シリアと国連監視団

中東シリアはアラブでありながら、
実は社会主義の国だということをご存知でしょうか。

シリアのアサド政権に対抗する反対勢力との抗争が激化し、
ロシアがシリアに輸送機や武器を提供していることから、
これ以上紛争が続くと内戦に発展するとし、
国連のアナン元事務総長が調停を行っておりましたが、
なぜか現事務総長ではなく、ラドスース国連事務次長がこの問題を引き継ぐ形となっています。

ちなみに現国連事務総長は韓国人の潘基文さんですが、
なぜこの問題に関与しないのかは不明です。

ロシア側は提供した武器は、
内紛とはなんら関係がないとしているものの、確信犯であることは言うまでもありません。

さらにアサド大統領は、民間人に対する攻撃はテロリストによるもので、
シリア政府は関与しないという姿勢を貫いていて、
話し合いのテーブルにつくつもりもないようです。

YouTubeでは、後ろ手に縛られた民間人が、
至近距離から銃撃され絶命するという衝撃的な映像が流れ、
その中には女性や子供も含まれることから、国際的な批判は免れません。

このままいけば、イラクのフセイン大統領の二の舞になりかねません。

国連は停戦監視団をシリアに送り込み、
アサド大統領による装甲車や迫撃砲による武力行使を目撃し今も監視を続けるも、
混迷し激昂している人々から攻撃を受けるなど、
武装していない国連監視団は極めて危険な状況にあります。

一刻も早くこの状況が落ち着くことを祈るばかりです。


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